現役タクドラのけんです。
この記事は、実際の営業収入やその日にお乗せしたお客さまのこと、ちょっとした気づきや反省などをまとめてあります。
ブログ記事を面白く読んでもらうための表現を使うことがありますが、普段の接客・接遇は丁寧にしておりますのでご了承ください。
営収報告
今回、乗車した日の営収は以下の通りです。
乗務結果
営収 | 93580円 | 走行距離 | 322.8km |
回数 | 34 回 | 実車率 | 56.4% |
迎車回数 | 17 回 | 休憩時間 | 156分 |
ハンドル時間 | 1078 分 | 出庫・帰庫 | 6:38 – 3:12 |
① 午前中(出庫~12時まで)
営収 | 40010円 | 回数 | 10回 |
1件単価 | 4001円 | 時間単価 | 8891円 |
今日は悩みに悩んだ末、前々から試してみたかった日曜日の早出を決行!
本当はもっと早く出たかったのですが、青タン時間を大幅に捨てる勇気が出ず、普段より1時間ほど早い出庫になりました。
また、普段通りの下道ではなく、営業所から一番近い入り口から高速に乗り一気に銀座へ!
その結果、1回目と2回目がこんな結果になりました。
- 銀座~羽田第3ターミナル:7570円
- 羽田空港近郊の某場所~豊島区:11000円
いろいろな方から「朝は空港が出るよ!」と聞いていたので、それを決行した結果1回目で羽田を引き、純粋な往復ではありませんが羽田空港近郊(場所は秘密)から豊島区までのロングを引くことができました。
たった2件だけで18570円!
恐るべし日曜日の朝ですよ。
豊島区から銀座にとんぼ返りして銀座に戻る予定だったのですが、5号線の登りで追突事故があって大渋滞になっていたのをみていたので空港狙い作戦は1回のみで終了。
その後手上げで低単価を連発することになってしまいました。
【午前中の気付きや学び】
今日の午前中は、いろいろな学びがありました。
- 日曜日の早朝は優位性がある
- 急いでいるお客さまの言いなりは絶対NG
1に関しては見ての通りですので、2に関してお話します。
今日、1回目の羽田のお客さまは外国人観光客でした。
アプリが鳴ったのでホテルの車寄せに迎えに行くと、カップルの女性の方が「とにかく急いで!」とパニック状態。
男性から聞いたところ、チェックイン時間に遅れそうとのこと。
「日曜日の朝だから、平日の急いでいるビジネスマンみたいなのはいないと思ってたのに…」
しかも、国際線の飛行機に乗り遅れたら一大事です。
「急ぐべきか、急いでいるふりですますべきか…」
悩んだ結果、自分が出した結論は爆走でした。
固定式のオービスと覆面には気を付けて走ったつもりですが超ハイリスクですよね💦
女性のお客さまが車内から航空会社の担当者に連絡をしていたこと、爆走で思った以上に早く着いたことで何とか飛行機には乗れたと思います。
これでけでははありません。
2回目のお客さまをを豊島区までお送りしている最中に、首都高5号線の反対車線で起きたばかりの追突事故をみました。
更に、3回目のお客さまを板橋区文化会館にお送りしているときのこと。
このお客さまも「とにかく急いで!」と言うので、高速ほどではないですが飛ばしていました。
すると、自分の右側車線をとんでもない勢いで追い抜いて行ったワンボックスカーが急ブレーキを踏んだんです。
理由はネズミ捕り。
白バイ隊員の制服を着た警察官が「三角の止まれの赤い旗」を出し私の車も止められました。
「終わった…」
正確に言えば5秒~10秒くらいだと思うのですが、その時間が数分間に感じるほど長かったです。
結果的には、中央車線の車を左側に寄せるために自分は止められただけだったのですが、もし仮に自分の車しか走っていなかったら捕まっていたかもしれません。
「いや~、捕まってお客さまにご迷惑をかけることにならなくて、本当に良かったですよ~」と言ったら、こんな答えが返ってきました。
「え!?今、何かありました?」
謝罪しろとまでは言いませんが、とぼけられたのには腹がたちましたね。
今後は、急ぎの客の言う事は一切聞きません!
② 午後(12時~5時まで)
営収 | 22690円 | 回数 | 7回 |
1件単価 | 3241円 | 時間単価 | 5672円 |
※ 休憩1時間
インバウンド客狙いで築地場外市場に行ったのですが、しばらくグルグルしていても「手は上がらない」「アプリも鳴らない」という悲惨な結果に。
「しょうがない、歩行者天国になってるけど銀座周辺を流してみるか…」
何の戦略もなく有楽町に行ってみたら、全身黒い服を着た20代男性の手が上がりました。
この男性の目的地が和光市だったんです!
「住所いいですか?」の後の「埼玉県和光市…」と聞いたときには、本当に興奮しました(笑)
だって、昼間の万収なんて1ミリも期待してなかったですから。
ただ、ロングって行きは良いですが帰りが厄介ですね💦
朝からほとんど休憩を取らずに走り回っていたことも考慮して休憩も取ったのですが、帰路の無駄走りと合わせるとかなりのロスになってしまいました。
あと、ガスを入れに練馬のLPGスタンドに寄ったのも時間のロスでしたね…
タクシー難しい。
③ 夕方~夜(5時~10時まで)
営収 | 13000円 | 回数 | 8回 |
1件単価 | 1625円 | 時間単価 | 3250円 |
※ 休憩1時間
消化しなければならない休憩を取ったりしたこともあり、この時間の営収は伸び悩みました。
④ 青タン~入庫まで
営収 | 21300円 | 回数 | 9回 |
1件単価 | 2366円 | 時間単価 | 5325円 |
今日は出庫時間が早かったので、1:50には帰庫しなければなりません。
ですから、早めにロングを引いてしまいたかったのですが、5回連続で2000円未満の低単価が続きました。
その後、2700円と3000円を引きましたが、その後1400円と600円と低単価に…
「もう1時過ぎか… 次が最後だな…」と思いながら職安通りを流していたら、中年男性の手が上がりました。
目的地は戸田公園。
「埼玉キターーーーー!」
ナビを設定したら15kmくらいしかなかったので、即テンションが下がりました(笑)
ただ、営業所に戻れたのが帰庫時間5分前くらいだったので、このくらいの距離で助かったんですけどね。
その他(反省・気付きなど)
今日は、いろいろあったので、もうひとつエピソードを!
職安通りで強面の男性を乗せて目的地確認をしているときに、後ろのワンボックスカーがパッシングと激しいクラクションで煽ってきたんです。
「マジか、少しは待ってくれよ…」と思っていたときのこと。
「うるっせえな!ふざけんじゃねーぞ!!」と、お客さまが怒鳴ったんです。
そりゃあもう、もの凄い形相で車から降りていってトラブルを起こしそうな勢い。
しかも、このお客さま「大久保通り!」と言うのに「職安通りをUターン」とも言うじゃないですか。(明治通りの方から中野方面にむかっていたとき)
気分を害すようなことをしたら面倒なことになりそうでした。
こういうお客さまに対する対応で気を付けるべき点は以下の通り。
- 決して下手に出たり、ペコペコしたり、怯えたりしない
- どんなに聞きづらくても、逐一確認を取る
- 「ありがとうございます!」「そうなんですか!」「道にお詳しいですね!」とお客さまが喜びそうなリアクションを分かりやすくする
- 愛嬌が大切
自分は若い頃にBtoBの新規開拓営業(訪問販売)の経験があり数万人の初対面の方と会って話した経験があります。
「怒鳴られる」「塩をまかれる」「胸ぐらを捕まれる」「警察を呼ばれる」などの修羅場も数えきれないほど経験しているので、難しいタイプのお客さま対応には自信があるんですね。
そんな私が一番大事にしているのは、「下手にでない」「ペコペコしない」「怯えない」です。
今日、お乗せしたお客さまは超強面で、全身黒の服に金のネックレス、顔面は傷らだけという風貌なので、誰がどう考えても「ヤバそうなお客さま」なわけですが、こういうタイプに弱みを見せたら、草食動物と肉食動物のような関係性になってしまうので注意してください。
強面のお客さまが苦手な方の参考になれば幸いです。
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