現役タクドラのけんです。
この記事は、営収報告やどんなお客さまをお乗せしたかなど、タクドラの日常について書いています。
※ ブログ記事を面白く読んで頂くために、敢えてくだけた表現を用いている場合がありますが、普段の乗務の際にはきっちりとした接客をしています。
乗務した日の戦略と結果
乗務した日の戦略と結果は以下の通りです。
当日の戦略
・週末なので日中から営収を伸ばす
・金曜日に朝まで飲んでいたお客さまを乗せる
・空車率を下げる(手上げ・無線・アプリ配車をやり、つけ待ちはしない)
乗務結果
営収 | 67800円 | 走行距離 | 201.3km |
チケット | 34000 円 | ハンドル時間 | 15.39時間 |
クレジット | 13490 円 | 休憩時間 | 3.43時間 |
現金 | 19870 円 | 出庫・帰庫 | 8:01 ~ 3:23 |
乗務内容と振り返り
① 営業所近く~渋谷区のお客さま
年齢・性別 | 20代女性1名 | 利用料金 | 4800円 |
状況 | ビジネス客・アプリ配車 | 距離 | 9.9km |
思ったよりも出庫に時間がかかってしまい、「出だしから調子狂うな…」と思って車を都内中心部に向けて走っていたらアプリが鳴りました。
しかも、迎車先も取ったところから1分位とめちゃくちゃ近い!
「こんなラッキーもあるんだな~」とお客さまを待っていたら、キャリーバッグを持ったお仕事に行く女性の方でした。
都内に向かう道すがらでお客さまにご乗車頂くと、非常に効率が良くて嬉しい限り。
ただ、「渋谷の〇〇町までなら、この経路だよね~」と思っていたのですが、お客さまから「ここって右折できますか?」と言われてしまったんですよね。
全然遠回りの経路を走っていたわけではありませんが、お客さまが自宅から渋谷界隈に出かけるときに自転車で走る経路とは違っていたというわけ。
大反省です。
お客さまのタイプや迎車場所から考えて、じっくり経路確認をしても全く問題なかったんですよね…
とても良いお客さまだったのと、乗車後会話でコミュニケーションを取っていたので事なきを得ましたが、プロとしての仕事としてはあり得ない。
② 泥酔のお客さま
年齢・性別 | 20代の男性1名・女性1名 | 利用料金 | 900円 |
状況 | 酔客・手上げ | 距離 | 1.5km |
土曜日の朝にありがちなのが、朝まで飲み明かした泥酔のお客さまのタクシーのご利用。
実は、自分は花道通りなど歌舞伎町の中心部に積極的に行かないようにしているのですが、道玄坂でご乗車された女性客の目的地が歌舞伎町だったので行くことになりました。
お客さまを目的地までお送りしたので速攻で歌舞伎町から離れようと、職安通りを西新宿方面に向かって車を走らせていたらすんなり歌舞伎町を抜け安心した瞬間…
若い女性が左側の路上に立ってこっちを見ています。
タクドラとしては、道路左側の路上に人がいたら「取り合えず減速」するのは基本中の基本ですが、ちょっと様子が変なんですよね…
そうです、飲みすぎでふらっふらなんですよ。
マジで瞳孔が開いちゃってる。
今にもぶっ倒れて車に激突しそうな感じだったので距離を置いて停車したら、後ろにいた男性が手を上げたのでドアを開けました。
「すみません、いいですか?」
助かったのは、男性は表情も活舌もしっかりしていたこと。
夜の仕事をされていると言っていましたが、女性の方があそこまで泥酔しているのに、男性の方はシャキッとしているので驚きました。
ただ、女性の方は横になってぐったりしているので、リバースされて営業所に戻ることにならないかヒヤヒヤでしたね…
そして、再度歌舞伎町に引き返すことになったことは言うまでもありません。
③ 歌舞伎町~浜松町のお客さま
年齢・性別 | 30代の男性1名・女性1名 | 利用料金 | 5300円 |
状況 | 外国人旅行客・手上げ | 距離 | 11.2km |
若い男女2名のお客さまが降車した後、間髪入れずに回送にして歌舞伎町を脱出しようとしていたら、大きなリュックを背負った外国人カップルがこちらを向いて手を挙げています。
「そっか、外国人は漢字が分からんもんな…」
しかも、持っている荷物が登山に行くときのような大きさ。
気の毒になってお乗せしたら…
「ハママツチョウ」と言ってきました。
確実に歌舞伎町から離れられるので嬉しかったですね(笑)
外国人観光客の方は、そこそこの距離が出ることが多いので本当にありがたいです。
④ 渋谷~浅草寺のお客さま
年齢・性別 | 40代の男性1名・女性1名 | 利用料金 | 7600円 |
状況 | 外国人旅行客・アプリ | 距離 | 14.7km |
外国人旅行客と言えば観光スポット!
そして、その代表的な場所のひとつに浅草寺がありますよね。
渋谷でアプリが鳴ったのでお迎えに行くことになったのですが…
すぐ近くが迎車場所なのに、交差点は右折禁止、Uターンも禁止、おまけに渋滞
迎車ってこういうことけっこうありますよね…
週末のお昼過ぎだったので車もかなり増えて渋滞しているし、回り込むのに超時間がかかってしまいました。
そうそう、時間に厳しい日本人とは対照的に、外国人の方はみんな優しいです。
もちろん、ビジネスではなく観光で遊びにきているときだからというものあると思いますねどね。
かなりお待たせしてしまったのですが、「No problem!」と言ってくれました。(本当に優しい)
社内でも「How do you say thank you in Japanese?」のように質問してきたので、自分のカタコト英語で教えました。
ただ、「ありがとうは知ってるんじゃないの?」と心の中で思いましたが(笑)
1日を通しての反省・課題・気づきなど
この日は、1回目からそこそこの単価が出て「今日は行けるかな?」と思ったのですが、あまり行かない台東区に飛ばされて戻ってくるときに時間効率が悪くなってしまったのと、青タンの時間になかなか人を乗せられなかったのが痛かったです。
あと、一番最後に7000円が出たのですが、目的地が営業所の近くだったので「もうや~めた!」と少し早めに切り上げてしまったのもありますが(笑)
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