現役タクドラのけんです。
この記事は、実際の営業収入やその日にお乗せしたお客さまのこと、ちょっとした気づきや反省などをまとめてあります。
ブログ記事を面白く読んでもらうための表現を使うことがありますが、普段の接客・接遇は丁寧にしておりますのでご了承ください。
営収報告
今回、乗車した日の営収は以下の通りです。
乗務結果
営収 | 66290円 | 走行距離 | 245.8km |
チケット | 39120 円 | ハンドル時間 | 16.02時間 |
クレジット | 3200 円 | 休憩時間 | 186時間 |
現金 | 25500 円 | 出庫・帰庫 | 7:55 – 3:00 |
① 虎ノ門までのお客さま
年齢・性別 | 30女性1名 | 利用料金 | 5320円 |
状況 | ビジネス客・手上げ | 距離 | 11.1km |
出庫して都内方面に車を走らせていたら、前の自社車両がさっそくお客さんを乗せていました。
「だから、早く出庫したかったんだよ…」
この日は8:00頃の出庫だったのですが、その時間は出庫する車が多い時間なので、その前に出れるように早めに出社はしていたんです。
ところが、駐車場のどこにも自分の車がnoting…
3回見たけどないので、運行管理者の方に車両が戻ってきてるか確認したら、「昨日の2時に戻ってるよ!」とのこと。
でも、無いものは無い!
「こっちは早く出庫したくて、5時起きで来てんねん!」
イライラしながら、ふと整備工場に目を向けると…
ありました、自分の乗る車が。
「朝から何のトラップだよ!?!?」
話を戻しますが、こんな感じで出庫したら自社車両とはいえお客さまを取られちゃったのでガッカリしたというわけ。
そして、失意の中、オーバーパスではなく側道を走っていたら、住宅地から出てきた女性が手をあげました。
「きた~!!!」
ところが、そのときのシチュエーションが悪かったんですよね。
女性が直前で手を上げたので、五十日の大渋滞の中、死ぬ気で車を左に寄せて停車したのですが…
後ろのダンプの激しいクラクション
ギリギリをすり抜けていくバイク
「そんなところに止めてんじゃねーぞ!ごらぁあああ!」と怒号
マジでタクドラの仕事って危険と隣り合わせだわ…
その状況を見た女性客は完全にテンションが下がってしまっていたので、「お客さまのせいではございません。五十日の大渋滞でみなさんイライラされているんだと思いますよ!」と爽やかや笑顔でフォローを入れましたが、「手を上げる場所とかタイミングは考えてよ」と心の中で思いました(笑)
ただ、目的地が虎ノ門だったので、朝一からそこそこの距離でラッキー♪
② 中華系女性のお客さま
年齢・性別 | 女性1名 | 利用料金 | 8500円 |
状況 | アプリ配車・旅行客 | 距離 | 18.4km |
さて、今日の記事でメインで書きたいのは羽田空港ネタです。
まず、1回目はアプリ配車。
中華系の20代と思われるオシャレで綺麗な女性のお客さまでした。
そうそう、英語ができない自分が言うことではありませんが、中華系の方も英語が出来ない方っているじゃないですか。
この女性客もそんな感じで、挨拶や基本的なコミュニケーションしかできないので「ターミナルだけは間違えないように気を付けなきゃ💦」って思ったのですが、そこは難なくクリアー。
ただ、問題はここから。
汐留ICから首都高に乗ってしばらくした頃…
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ
明らかに何かを食べる音が!
女性客の場合は、会話するとき以外はミラー越しに見ないように気を使っているので目視での確認はしませんでしたが、匂いですぐ分かりました。
ベルギーワッフルやん!
もうね、車内に甘い匂いが充満して凄いのなんのって。
あと、心の中で「月餅じゃないんかーい!」と叫んだことは言うまでもありません(笑)
そうそう、充満した匂いを消すために駐車場に車を停めて消臭スプレーをしたのですが、シートの上に食べかすが死ぬほど落ちていたことも伝えておきます…
③ 自宅から羽田空港のお客さま
年齢・性別 | 30代の男性1名 | 利用料金 | 5700円 |
状況 | アプリ配車・アメリカ在住の方 | 距離 | 11.0km |
本日2回目の羽田空港は、またまたアプリ配車。
マジでアプリには足を向けて寝られんわ…
このお客さまは現在アメリカ滞在中の方で、日本からアメリカに戻るときのタクシーのご利用。
大鳥居の交差点左折がめちゃくちゃ混んでいたので、羽田2丁目の交差点を左折して第3ターミナルまでお送りしました。
「試しに大田区流しながら都内に向かってみるかな~」なんて感じのときだったのラッキーでしたね。
④中国人夫婦と大トラブル
年齢・性別 | 30代の夫婦 | 利用料金 | 11640円 |
状況 | 手上げ・旅行客 | 距離 | 22.6km |
時間は22:30くらい。
靖国通りを流していると、歌舞伎町で中国系と思われる男性の手が上がりました。
お連れさまの女性と二人で車に乗ったところで、「Where would like to go?」と聞いたのですが…
男性客が「???」みたいな顔してるじゃないですか。
「いやいやいやいや???じゃないやろ!」
そう思ったのが伝わったのか、男性はスマホの画面を私に見せてきたのですが、中国語で書かれているじゃないですか。
「それ見せられてもさぁ~…」なんて思っていたのですが、画面に「羽田机场感觉」と表示されていたんです…
まさかの青タンタイムに羽田を引き当てましたw
マジでパチンコで言ったら確変大当たり!
ただ、万が一羽田空港じゃなかったのに羽田に行ったらシャレになりませんので、スマホの翻訳機能を使って繰り返し確認を取ったのですが、マジで羽田空港。
もう一度言いますけど、青タンタイムの羽田ですよ。
新宿からだとそこそこ距離もあるし。
今日、2度目の羽田第三3ターミナルに到着し、清算をしたときのことです。
急に雲行きが怪しくなりました。
高速代を入れて11640円だったのですが、出してきたのは9040円。
そして、中国人男性のスマホから翻訳された次のような日本語が…
「オカネガタリマセン」
ただでさえイラっとくる内容なのに、スマホの機械的な声で聞かされて超絶イラきました。
そして、このとき思い出したんです。
高速を走っているときに、男性が良く分からない中国語で何度か叫んでたんですよ。
そのときは、「夫婦喧嘩でもしてるのかな…」と思ってたんですが、高速でどんどん上がっていくメーターを見て叫ばずにはいられなかったんでしょうね(爆笑)
ただ、怒ったところで解決しないので、翻訳機能を使いながらこんなやり取りをしたんです。
私:「足りない分は、現金以外のお支払いもできます。」
中国人男性:「アリペイやウィーチャットペイは使えますか?」
~ ここで営業所に確認するも使えないことが判明 ~
私:「今、会社に確認を取りましたが、使えないという回答です」
中国人男性:「・・・・・」
中国人女性:「このカードは使えますか?」
私:「カードあるなら、はよ出せや!」(心の声)
~ カードリーダーに差し込むも反応なし ~
私:「このカードは使えないようです」
中国人男性:「・・・・・」
これ、マジですからね。
駄菓子を買いに来た小学生がお金足りないとか言ってるなら話は分かりますが、30代の大人がタクシー代が足りないとか、「寝ぼけたこと言ってんじゃねーよ」って思いましたね。
しかも、青タンブーストタイムにですよ。
ただ、中国人男性もイライラし始めたんです。
ですが、ここで引くわけにもいきません。
「逆ギレしたところで、絶対に回収するまで逃がさへんからな!」という私の気合に負けたのか、中国人男性が私に新しい提案をしてきました。
中国人男性:「不足分の1800円分の商品を買ってあげます!」
多分、翻訳の精度の問題でこんな言い方になったんでしょうけど、買ってあげますにはイラつきましたね(笑)
私:「駄目です。不足分を商品で受け取るわけにはいきません」
こんなやり取りが30分くらい続きました。
最終的には、たまたま近くにいた中国人旅行客にアプリで送金した2000円を借りてきたので全額回収することができました。
マジで闇金ウシジマくんにでもなった気分でしたよ(笑)
中国人の2人はめちゃくちゃ機嫌悪そうに去っていきました。
なんのこっちゃ。
1日を通しての反省・課題・気づきなど
今日は1日3回も羽田を引いたのですが、復路の時間効率の悪さ、3回目のトラブルで貴重な青タン時間を無駄にしてしまい、営収が伸びませんでした。
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