現役タクドラのけんです。
この記事は、実際の営業収入やその日にお乗せしたお客さまのこと、ちょっとした気づきや反省などをまとめてあります。
ブログ記事を面白く読んでもらうための表現を使うことがありますが、普段の接客・接遇は丁寧にしておりますのでご了承ください。
営収報告
今回、乗車した日の営収は以下の通りです。
乗務結果
営収 | 68400円 | 走行距離 | 226.2km |
チケット | 50320 円 | ハンドル時間 | 125.8時間 |
クレジット | 9600 円 | 休憩時間 | 207時間 |
現金 | 8900 円 | 出庫・帰庫 | 8:16 – 3:09 |
① 超激怒した富裕層のお客さま
年齢・性別 | 40代の男性1名 | 利用料金 | 2100円 |
状況 | アプリ配車・会議主席 | 距離 | 3.6km |
久々にきました…
超絶激怒のお客さま!
念の為、だいたいの場所も言いません。
富裕層の巣窟のようなマンションに呼ばれていったのですが、迎車位置が敷地内の真ん中になっているのでサッパリ分からない。
「嫌な予感がする…」
こういうときに、お客さまの待っているところと全然違ってお待たせしてしまうことが多いのですが、この日はまさにそのパターン。
車寄せでお乗せすると、開口一番物凄い勢いで怒鳴られました!
「おせーんだよ!分からねえなら分からねえって言えよ!!こっちは会議に遅刻してんだからよ!!!」
「だったら、配車の際にもう少し具体的に場所を指定すればいいのに…」と心の中で思いましたが、そんなことは口が裂けても言えません。
あと、会社のナビが全然使い物にならないので、ナビタイムに住所を打ち込むようにしているのですが、いつものルーティンでやっていたら…
「何でいちいち住所打ってんだよ!早く車出せよ!早くしろ!!」
「いやいやいやいや、それこそ道間違えでもしたら目も当てられない地獄が待ってるやん…」と心の中で思いましたが、これも言えません(笑)
おおよそ10分くらいの乗車だったのですが、その間20回は謝りました。
そうそう、激怒しているお客さまへの対応方法なのですが、絶対に言い訳したり、意見したり、正論をぶちかましてはいけません。
人間の怒りは長くて15分位までしか持ちませんので、繰り返し誤っているうちに少しずつ収まってくるものです。
タクドラをやっていると、理不尽な怒られ方をすることもあると思いますが、それがどんなに理不尽でも相手には相手の正義があるので、戦ったところで不毛なだけだからです。
②チップをくれたおばあちゃん
年齢・性別 | 女性1名 | 利用料金 | 1400円 |
状況 | 無線配車・通院 | 距離 | 2.3km |
外国人のお客さまを乗せたら豊島区の方に飛ばされたので、都心に車を走らせていると…
無線配車の依頼がきました。
「無駄走りするよりマシだし、取ってみるか…」
実は、前回無線を取ったら30分以上待たされたので、ちょっと嫌だったんですよね。
ただ、今回はお客さまのご自宅前ですし、原着したときには玄関から出てくるところだったので時間のロスはありませんでした。
このおばあちゃん、料金1400円に対して1500円を渡してきて「ありがとう~。お釣りはいらないから!」って降りていかれたんです。
もちろん、もっと大きい金額のチップを頂くこともありますが、こういうのって金額の問題ではありませんよね。
例え100円でもありがとうの気持ちがこもった100円は嬉しいものです。
③ ローソンでお声をかけた韓国人男性
年齢・性別 | 男性1名 | 利用料金 | 800円 |
状況 | 声かけ、旅行客 | 距離 | 1.4km |
ローソンで休憩をしていたら、スーツケースをもった50代くらいの男性が道路に立って明らかにタクシーを待っています。
「大通り沿いだし、すぐにタクシー来るでしょ!」と思ったのですが、何故かそういうときに限ってタクシーが全然来ない。
「もっと休みたかったけど、仕方ないな~(ロングかもしれないし)」
私は、その男性に声をかけました。
「もしかして、タクシーをお探しですか?よろしければお送りいたしましょうか?」
もともと、営業マンだったので知らない方に自分から声をかけることには何の抵抗もないんですよね。
結果的には、800円と近距離だったのですが「これ飲んでください!」と生茶を頂きました。
実は、そのお茶を飲みながらこの記事を書いています(笑)
④赤坂~西東京のロングのお客さま(万収)
年齢・性別 | 男性2名 | 利用料金 | 11600円 |
状況 | 手上げ・ビジネス客 | 距離 | 27km |
実は、この日は午前中が全然駄目で、営収が全然だったんです。
「これは、青タンで頑張らないとヤバいな…」
アプリ配車の外国人の4人組の男性客を東京駅まで送ったあと、日比谷の交差点を右折して晴海通りに進まず、直進して日比谷通りを走っていると、遠くの方で手を上げている男性が立っているのに気が付きました!
「よし!青タン一発目のお客さんだ!!」
近づいて気が付いたのですが、お客さまは1人ではなく2名。
しかも、乗り込んでくるときの会話の中に「保谷」と言うワードが聞こえたんです。
はい、きました。
杉並区経由西東京市です!
霞が関から幡ヶ谷までは首都高だったので良かったのですが、そこから西東京市までは下道、更に戻りも下道だったのでキツかった…
ただ、万収を引けて何とか営収がかっこつきました。
その後は、歌舞伎町~晴海、銀座~西葛西など、5000円前後の単価が続きましたが、めちゃくちゃ疲れたので「あと1回」を断念し営業所に戻って終了です。
1日を通しての反省・課題・気づきなど
やっぱり、極端に営収が落ち込む時間帯を作ったら駄目ですね。
あと、ロングのあと戻るに高速が無いと、制限速度を大幅に超えて飛ばすわけにもいかないし時間のロスが激しいですね…
こればっかりは、どうしようもないですが…
まだまだ、伸びしろがあると思っていろいろ工夫し続けます!
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