「自分はタクシードライバーに向ているのかな…」という疑問を持っていたり心配な方向けに、タクシードライバーに向いている人の特徴を10個あげさせて頂きます。
タクドラに向ている人の特徴① 地理知識がある・地図が好き
タクシードライバーは、旅客(お客さま)を目的地まで迅速にお送りする必要があるので、自分の乗務する地域の地理に詳しければ詳しいほど有利です。
ですから、主要な幹線道路や地元でよく使われる道路、有名な交差点、駅・施設の所在地などを知っている方はタクドラに向いているでしょう。
また、現在は地理知識がない方でも、地理が好きだったり、地図を見るのが苦にならないという方であれば、タクドラに向ています。
タクドラに向ている人の特徴② 車の運転が好きな人
タクシードライバーは、隔日勤務で最長の拘束時間は21時間、休憩時間もありますが15時間前後はハンドルを握ることになるので運転が好きなのは必須の特徴といえます。
タクドラに向ている人の特徴③ 体が丈夫な人
健康診断をして1度も引っかかったことがない、風邪を引かない、腰痛などになったことがないというような体が丈夫な人はタクシードライバーに向いています。
体が資本という言葉がありますが、タクシーの仕事において良い健康状態を保つことは最も大切な要素のひとつですし、そもそも健康状態が悪ければタクシー会社に入社することが出来ないかもしれません
タクドラに向ている人の特徴④ コミュ力のある人
コミュニケーション能力に自信があるのもの、タクシードライバーに向いている特徴のひとつです。
タクシーの仕事は旅客運送業ですが、お客さまを目的地までお送りするだけが仕事ではありません。
話し好きの方、クレーマーなどの理不尽な人、酔っ払いなど、いろいろなタイプのお客さまに対応しなければならない接客業の要素が強い仕事なのですね。
しかも、大多数が初見&短時間のコミュニケーションになりますので、コミュ力のあり・なしは向き不向の大きな要素と言わざるを得ません。
ただ、タクシードライバーから積極的に世間話や雑談をする必要があるわけではありませんし、全て難しいタイプのお客さまばかりでもないので、会話力というよりは対応力といった感じのコミュニケーションスキルだと思ってください。
タクドラに向ている人の特徴⑤ 自己管理が出来る
タクシードライバーに向いている特徴として、現役タクシードライバーの私が最も大事だと思っているのが自己管理が出来る人です。
タクドラは仕事面と健康面の2つの自己管理を徹底してする必要があるからです。
【仕事面の自己管理例】
- 事故防止のための計画的な休憩
- 営収目標の決定とそれを達成するための戦略決定や実践
- 免許を守るための慎重な運転
- お客さまを無事に目的地にお送りするための安全運転
- タクドラとしてスキルアップするための乗務後の振り返り
【健康面の自己管理例】
- 睡眠時間の確保や睡眠のコントロール
- 栄養を考えた食事・カロリーなどを考えた食事
- 座り過ぎによる腰痛対策や治療
- 健康維持のために運動をする
- 健全なメンタルを保ち続けるためのリフレッシュ
どれも当たり前のことのように感じるかもしれませんが、実際にタクシー乗務員として働きだすと簡単ではありません。
例えば、営収を上げるために無茶な運転をして事故や違反を犯すタクドラは珍しくありませんし、不規則な隔日勤務で睡眠のコントロールが出来なければ苦しむことになるでしょう。
ですから、タクシードライバーは思っている以上に自己管理がしっかりできないと務まらない仕事なんです!
タクドラに向ている人の特徴⑥ メンタルが安定している
安定したメンタルの持ち主というのも、タクシードライバーに向いている人の特徴です。
タクドラの仕事をしていると、クレーマーや酔っ払い客の対応をしなければならないことがありますが、いちいち落ち込んでいたり腹を立てていたら仕事になりません。
また、狭い道で車を擦ってしまったり、自分がどんなに気を付けていても事故に巻き込まれる可能性もありますので、何かあったときに冷静な判断や行動ができるかどうかは重要ですし、そのようなことが起きても引きずらず気持ちを切り替える必要もあります。
タクドラに向ている人の特徴⑦ 第一印象が良い人
タクシードライバーに向いているは、第一印象が良いという特徴を持っている人です。
印象が良いといっても、イケメンや美人、可愛くなければならないわけではなく、清潔感がある身だしなみ、爽やかな笑顔、感じの良い話し方、愛嬌など、自分次第で何とでもなる部分なので努力次第で何とでもなります。
タクドラに向ている人の特徴⑧ 高い安全意識
プライベートで車を運転するときも常に安全運転を心掛け、長年無事故・無違反を継続しているような安全意識の高い方は、タクシードライバーに向いています。
というのも、タクシードライバーは必ずと言っていいほど事故や違反を経験しており、何年も無事故・無違反で乗務し続けるのは非常に難しいんですね。(長年無事故・無違反のドライバーは会社から表彰されるほどです)
新人ドライバーがデビューして数ヶ月で辞めてしまう理由のひとつに、違反で点数がなくなり免停になって仕事ができなくなってしまうというものがあるくらいです。
新人の頃は気を付けていても、乗務に慣れてくるにしたがって安全意識が低下してしまうドライバーも多いですしね…
ですから、常に高い安全意識を持ち続けられるというのは、タクドラに適正があると言えるでしょう。
タクドラに向ている人の特徴⑨ 観察力・洞察力がある人
観察力と洞察力を持っているのは、タクシードライバーに向いている特徴のひとつです。
空車のときに何も考えずに車を走らせるタクドラと、「この交差点の横断歩道を渡ってくる人がお客さまのことが度々あるな…」「この幹線道路沿いは手が上がるな」のように、常に観察しているタクドラであれば、後者の方がタクドラとして成功する可能性が高いのは分かりますよね。
更に、「お客さまが多い交差点 → 近くに大企業が沢山入っているビルがある → 大企業の社員は経費でタクシーを利用できる」のように、観察した事実を掘り下げて洞察できる人がタクドラに向いているというわけです。
タクドラに向ている人の特徴⑩ ポジティブ・楽しんで仕事を出来る人
最後の特徴はタクドラに限ったことではありませんが、常に仕事をの楽しんで出来る人は向いています。
タクシーの仕事は、出庫してから帰庫するまで独りで仕事をすることになりますので、仕事が楽しいかつらいかは全て自分次第。
モチベーションを上げてくれる上司や同僚は、現場には存在しません。
ですから、「知らない目的地を指定されるのは嫌だな…」ではなく、「1度も行ったことがないところに仕事で行けるなんて最高!」と考える、クレーマー客から散々な目にあったとしても、「次は良いお客さまとの出会いがあるに違いない!」のように、あらゆることをポジティブに変換して楽しんでしまうようなスタンスが大切になります。
まとめ
タクシードライバーに向ている人の特徴を10個あげましたが、あなたにはいくつ当てはまっていたでしょうか。
最初からタクドラに向ている特徴を持っている方が有利なのは間違いないですが、そうでなかったとしても落ち込んだり諦める必要はありません。
強いてあげれば、健康面に関してはもともと体が弱い人もいるのでどうしようもないケースが全くないとは言えませんが、病院で診察を受けて治療をする・薬を処方してもらうなどすれば、多くのタクシー会社は採用してくれると思います。
タクシードライバーを目指している方に、当記事の10個の特徴が参考になれば幸いです。
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